2009年5月17日日曜日

Enola Gay


1945年3月9日、深夜、サイパンから飛来した300機の長距離戦略爆撃機B29が東京大空襲を行う。一万フィート以下から三十八万発以上を投下、火災による上昇気流は地獄の上の乱気流を作ったという。   そののち名古屋、大阪、、すでに制空権はおろか防空能力を失った日本に対し、    8月6日、母親の名をつけた機体で特殊任務に向かったパイロットの名はPaul W.Tibbets, 搭載爆弾の名はLittle Boy, 機体の名はEnola Gay、行き先はHiroshima。
 ワシントンダレス国際空港近くのスミソニアン航空宇宙博物館分館に今、この機体は展示されている。  展示に賛否あったものの磨き上げられた彼女は他の展示機と異なり、近づくことは禁じられている。  何千機と作られたB29のうちの一機であるが、一発の投下で殺傷した民間人の数は今さら述べるまでもない。  九死に一生を得た何回もの大阪大空襲での話は母親から何回も聞いたし、満州、シャム、ジャワ、スマトラから帰還した、父からの話、おそらくマリワナ諸島まで進んでいたら今の自分は存在しなかったわけで、戦後生まれの我々が聞いた話を伝えることさえ出来ずに世代は移り変わろうとしている。  とりあえず、歴史が繰り返さない事を祈り、死者に合掌。

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